続 まらやの司法書士合格ブログ~宅建ネタも

Top Page › Twitter的使い方 › 憲法判例のその後~三菱樹脂事件・麹町中学内申書事件・ノンフィクション「逆転」事件
2020-07-24 (Fri) 08:46

憲法判例のその後~三菱樹脂事件・麹町中学内申書事件・ノンフィクション「逆転」事件

基礎マスターの憲法に入ってきました。

憲法の判例って、本当に面白いです。

かなり余計な話が増えてしまいます(笑)

塩見訴訟や、東京都管理職選考試験事件も、その背後にある事情を見てしまうと、本当に考えさせられます。

猿払事件と比較される堀越事件も、

「本件配布行為は,管理職的地位になく,その職務の内容や権限に裁量の余地のない公務員によって,職務と全く無関係に,公務員により組織される団体の活動としての性格もなく行われたものであり,公務員による行為と認識し得る態様で行われたものでもないから,公務員の職務の遂行の政治的中立性を損なうおそれが実質的に認められるものとはいえない。そうすると,本件配布行為は本件罰則規定の構成要件に該当しないというべきである。」

この内容が分かれば、その違い(整合性)が理解できますし、ちょっと笑えると思います(笑)
全文


憲法の判例はその後を追いかけてみても面白いものもあります。

憲法の間接適用説を採用した、三菱樹脂事件も、その後、職場に復帰して、子会社の代表取締役になります。すごい人です(笑)

三菱樹脂事件
全文


思想良心の自由のところで登場する、麹町中学内申書事件も、現在の世田谷区長さんです。
区長の部屋>プロフィール>区長プロフィール


区長の部屋を見ると、最終学歴が「都立新宿高校中退」となっていますが、判例で覚えたように内申書の件で全日制は不合格になったあと、定時制に進まれているんですよね。その後、衆議院議員、総務省顧問、世田谷区長と…とにかくすごい人です。


授業の中では、ノンフィクション「逆転」事件も、余談に走りましたが、

僕の偏見も入ってしまうので、ここに書かない方がいいと思いますが、

変な意味で、いろいろと考えさせられる判例です。

「逆転」の本は、岩波文庫から出ています。

新潮文庫からは、「宴のあと」も出ているので、試験に合格したら読んでみるのもいいもしれません、

応援クリックお願い致します。更新の励みにもなります

●TACのホームページでもブログを書いています。
 受験と実務をつなげるブログです。ぜひ。

●受講生時代のブログも残っています。

スポンサーサイト



最終更新日 : 2020-07-24