こんにちは。
番外編が続きます。タイトルの「馬柱」の意味は競馬新聞でご確認下さい(笑)
番外編1で書いた通り、出題予想の本質は、「やらなくていい範囲」を明確にすること、つまり、ムダを排除することになると思っています。
そういう意味では、×印は、積極的に打っていく方が受講生さんには親切、ということになります。
つまり、「出る、出ない」をハッキリさせた方が受講生さんは勉強がしやすいわけです。
ところで、令和2年度の出題予想も次回から、いよいよ債権法に突入です。
なんば校の中上級講座の中で、出題予想を示したわけですが、ここで、僕は「?印」を書いてしまっています。
「出るか、出ないか」の予想のはずが、「?印の分からない」という判断です。ありえないですね~(笑)
本当に受講生さんには申し訳ないです。
×印を打ちたかったのですが、打てませんでした。その範囲が…
保証
う~ん、今だに判断ができません(笑)
単純に考えたら、平成31年度の第16問で、保証が出題されているので、令和2年度の出題はないと思います。債権の総論部分は、債務不履行、債権者代位権、詐害行為取消権、連帯債務、債権譲渡、弁済、相殺など、他にも論点がヤマモリです。
わざわざ2年連続保証を出す意味が分からない(笑)
しかも、今年は債権法の改正が絡んでいるので、保証以外にも聞きどころは満載です。
念のために、保証の出題サイクルを確認してみることになります。
ここで衝撃を受けます(笑)
まずは、純粋に保証だけが問われたサイクルです。
「 H 13→ H 16→ H 17→ H 27→ H 31」
昨年は、H27からの4年サイクルだったので、H31の出題は予想できたわけです。
問題は、2年連続の有無です。
H16→ H 17!あるじゃん!(笑)
ここで、H28年の債権総論の出題を確認すると、H28は債権総論から、「債務不履行による損害賠償 ・ 連帯債務と連帯保証の異同」が出題されていて、4年サイクルで連帯債務が危ないことが分かります。
となると、連帯債務のサイクルを確認する必要があります。連帯債務のサイクルを見ると、
「H6(連帯債務・連帯保証)→ H 10(連帯債務・連帯保証)→ H 15→ H 19(連帯債務・連帯保証)→H 25→ H 28 (連帯債務・連帯保証)」
あれれ?
連帯債務はヒモで連帯保証を連れてくる!?
※「ヒモ」の意味も競馬新聞でご確認下さい(笑)
H15、H25のような単発パターンもありますが、かなりの確率で連帯保証とセットになります。
ここで、最初の保証を連帯債務との組み合わせも入れてサイクルを確認すると、
「H6(連帯債務・連帯保証)→ H 10(連帯債務・連帯保証)→ H 13→ H 16→ H 17→ H 19(連帯債務・連帯保証)→ H 27→ H 28(連帯債務・連帯保証)→ H 31」
2年連続は、「H16→H17」だけでなく、「H 27→ H 28(連帯債務・連帯保証)」もあるのが分かります。しかも、直近。
そうなると、H31も、「H31→ R2(連帯債務・連帯保証)」となると、4年サイクルと2年連続サイクルがきれいにハマります。
債権法の改正で、何も保証を出さなくても、と思っていた消極的な理由も、債権法の改正で、絶対的効力、相対的効力が変わったので、連帯債務と連帯保証の比較の中で問うてもいいのではないか?と積極的な理由に心がゆれます(笑)
ここで、H31の過去問を見直してみると、肢ウで「保証連帯」が出ているものの、連帯保証の設問は出ておらず、連帯の文字もありません。ということは、連帯保証が令和2年度に出てきてもおかしくないことになります。
ということで、僕の中では印が打てませんでした(笑)その旨を講義で伝えて、「?印」(笑)
僕は、藤木君ばりに、ひきょう者です(笑)
では、このような場合の対応は、どうすればいいのか?
それは、簡単です。
「出るか、出ないか」で、悩むのは時間のムダです(笑)
気になるなら、時間をかけずに、サラッと軽く見ておけばいいだけです。
保証は、大きな改正が入っているので(これは次回の記事で)、出題されたときに困らない程度に、全体を整理しておけばいいです。
ということで、僕は、直前期、保証の範囲は、授業中にサラッと改正部分を含めて、全体を確認しました。
もちろん、理論編では、細かいところまでガッツリ説明しているので、何が出ても困らない程度にしいるつもりなので、受講生さんは大丈夫だと信じています。
とりあえず、連帯債務を確認しながら、その範囲で、連帯保証も確認して行きましょう!
それが一番効率がいいと思います。頑張って下さい。
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最終更新日 : 2020-05-25