ドンマイ(「気にしないで・心配しないで」の意味)
ドンマイシリーズです。
今回は不動産登記法第14問を検討してみましょう。
この問題も正答率が低いです。
この問題のように、過去問の知識で、対応できない問題の場合には、
中上級講座のような講座を受講されている方と受けていない方で、差がつく、
予備校的には、おいしい問題だと思っています。
受けててよかった中上級講座
こんな問題です。
表形式の問題なので、時間がかかるため、ササっと問題を解いたため、検討が十分にできずに間違えた方も多いと思います。
ただ、「受けててよかった中上級講座」の担当者としては、瞬殺でクリアでした。
僕の手順としては、こんな感じ。
イから、検討。
イは、競売の場面なので、裁判所書記官の嘱託で抹消されるのは、ご存知でしょう。
ここまでは、基礎レベル。
そして、ここから、一気に中上級レベル…。
「信託の併合」の知識
あまり難しく考えなくても、❶信託の併合による権利の変更登記、❷前の信託の抹消の登記、❸新しい信託の登記は、
3つ同時に、一つの申請書で申請です。
過去問では出てこない知識ですが、中上級講座だと、なんとなくでも、
3つの登記を一緒に申請するよな…くらいの知識は入っているはずです。
申請なので、職権ではないから「×」
これで、答えが出てしまいます。
イは、勘違いすると間違えますね。
権利消滅の定めがある場合には、申請で抹消等しますが、
ここで、権利消滅の定めがあっても申請するよな…って思ってしまうと、ウを消してしまうので、
正解にたどり着けないことになります。
でも、聞かれているのは、そこではないです。
このあたりの勘違いも正答率の低さに影響しているのかもしれません。
この問題のように過去問で処理できない問題は、間違えてもドンマイ!です。
ただし、中上級講座を受講されている方は、ガッツリ点数にして差をつけたい問題ですね。
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最終更新日 : 2021-07-10